中島省三の湖畔通信

浜大津港のカワウ

2016/02/12

昨夜、テレビNHKの大変ですよ、でカワウの事が取り上げられていた。
途中からでも興味があるので見た、其の中でカワウを駆除した結果、かえって違う場所で、しかも何箇所にも生息地が増えたと伝えていて、開発により河川がコンクリートで護岸された事もカワウにとっては生活しやすくなったのではと、水中の障害物がなくなり、魚よりも早く水中を泳げるカワウが簡単にコンクリートの護岸に魚を追い詰め捕食を出来る話や駆除のあり方等をテレビで見て、琵琶湖のカワウが大繁殖して竹生島の木が枯れた事を思い出してきた。駆除作業で竹生島を追われたカワウは今は何処に生息場所をと考えながら眠りに着いた。

今日の湖岸サイクリングでは最近に浜大津港で見かけたカワウが気になり出かけた。
自転車を港の西側の湖岸に止めて沖合いのコンクリートの防波堤を見るとカワウの群れが羽を休めているのが見えた。カワウは去年ぐらいから確認はしていたが写真に撮ることも無く、興味はなかったが昨日のテレビを見て、改めて琵琶湖総合開発がカワウの繁殖にも関係しているのかもと、葭原の複雑な湖岸なら魚の逃げ場所も多く簡単に、いくら泳ぎの上手いカワウでも簡単には捕食できないが、コンクリートの湖岸では簡単に魚を追い詰めて捕食できることから琵琶湖でのカワウの大繁殖に繋がったのかと考えながら写真に撮った。

家に帰りパソコンでカワウを調べると、現在増えている数は江戸時代と変らないとあり、カワウの糞で木が枯れても広大な森林があり自然のサイクルの中で処理できたとあった。現代は人間の過剰な大量消費等の経済活動で自然のサイクルが壊れ続けて行く地球上では人類の生活様式を変える他に持続性のある生活環境は造れないと思った。

美しい風景の影には・・・

2016/02/11

雲一つ無い晴れた日を何故に日本晴れと言うのか僕は知らない。
今日も自転車で湖岸を走りプリンスホテルの傍に来ると外国人観光客のグループを見かけた。テレビや新聞が伝えている、中国の正月,春節で多くの中国人が来日して、大阪や京都での爆買いや観光で賑わっているが大津は訪れる中国人も少なく静かではあるが、京都や大阪に飽きた観光客が押し寄せてくるのも観光業でお金を得ようとしている人達には良いチャンスかも分かりませんが、僕は琵琶湖の冬のシーズンは静かであって欲しいと琵琶湖に訪れる水鳥たちの休息場所であり、また琵琶湖が自然を取り戻すための保養期間と思っています。冬の琵琶湖の良さを分かる人達だけで充分と考えた。お金を得るための観光事業などに僕は興味が湧いてこないと湖上を遥か比良の遠望を楽しんだ。

午後は膳所の滋賀県人権センターで開かれる、池田 浩士さんの講演を聴きに友人と出かけた。演題は、いま、ファシズムに囚われないために、以前に読んだ本と同じ題名で話しが進んで行った。今、この国の政治はまさしくヒットラーの行った政治と同じ様相を表していることに気づいているひとは少ないと思っている。緩やかに気持ちよく、優しく忍び寄る恐ろしい影に注意しなければ大変な事になってしまってからでは遅すぎると感じた今日の講演会だった。

先日、読んだ本にも、ユデガエルに例えて記してあった。水に浸かったままでゆっくりと熱せられて行くと心地よくなり、気分良くしていると熱湯になってから気がついても、逃げることが出来ないとあった。今、僕等はぬるま湯の中で心地よくしている状態で注意が必要とのんびりしている状況ではなく、現実を確りと見て判断していかなければ大変な事になると感じた今日でした。

思考する時間

2016/02/10

朝の散歩や湖岸サイクリングも自分に強要してやっている訳でもない、若い時から時間は自分のためにと自由に過ごせた事には何時も感謝している。最近は年金暮らしの後期高齢者、暇はあるがカネは無しの暮らしも板についてきた何処かへ出かけたりしなくても身近な処に楽しみを見つけることも出来、日々好日と喜んでいる。

今日も乗りなれた自転車で湖岸へ向かった。打出浜から見る比叡山にも少し雪が雲間より見え、風も少しあり寒さを感じながら走った。

午後はテレビを見るより、静かな三井寺の茶房ながら亭に本を読みに出かけた。冬場で客も少なく落ち着いて読書できるので週に二度ほど出向いている。今日も僕の好きな辺見庸さんの、自分自身への、審問、を読んだ。以前にも読んだと記憶していたがページをめくり読んでゆくと、以前に読んだかと、感じるが、それは唯、本を見ていただけと感じて本に詫びた。
辺見さんの本は僕に何時も思考回路を開いてくれる、深く重く自分のことや、この国や世界のいまの在り様を考えて行くと、ドウシヨウモナイ現代社会の矛盾に儚さ、空しさ、悲壮感が心に充満してくるが、僕は此れが現実と、混迷する社会に自分を失わずに生きて行く術を持たねばと思いながら本を閉じ庭を見ると赤い椿の花が池の傍に咲いているのに気がつき庭に下りて写真に撮った。小さな池の水面に映る雲や空が風で揺れている、以前に読んだ本には水面には人間社会が映るといわれていた事を思い出したが,現世は混沌としたバーチャルで実存世界がなく水面には映らないのではと考えた。

雨のち晴れ

2016/02/09

朝の散歩へと外へ出ると東の空が明るく、傘を持たずに三井寺へと、空を見上げると雨雲が見え、直ぐに引き返し傘を持ち出かけた。境内に入り石段を登り観音堂に着くと急に雨が降り出してきた。今日の雨は暗く風情を感じる余裕は無く、散歩も急ぎ足のせいで早く家に帰れた。

時計を見ると10時、雨も上がり湖岸サイクリングに出かけた。昨日は風も無く静かな湖面に映る逆さ比叡を楽しめたが、今日は琵琶湖は風と波が、でも少しお天気も回復したお陰で雲のかかる比叡山の風景を楽しむ事が出来た。

午後は少し読書をと読みかけの辺見庸の愛と痛み、を読み終えた。辺見さんの本は何時も深くて重い言葉が心に刺さる、僕は物事を深く考えずに走ってきた人生には重く深く感じて,脳を刺激され、いつも何かを考えさせられる、そして、この国はこのままで良いのかと怒りと自分に対する反省が呼び覚まされてくる僕の好きな作家だ。

外は風が強く寒いが自転車を出して湖岸に向かった。打出浜の湖岸に佇んでいると上空にヘリの爆音がして、そく地獄の黙示録、のワンシーンを思い出してきた。戦争は限りなく近づいていると思いながらヘリの飛んでいる空を見た。帰りに浜大津港では波間に一羽のオオバンがいるのを見ながら考えた、世の中の流れに乗らず個を大切に見つめ皆が良いからと言っても今の政治の流れには乗らずに最後まで個を重要視して行こうと思った。

外来魚

2016/02/08

今朝の京都新聞、滋賀版に、「駆除後」の問題、発表も、の見出しの記事が目に留まり読んだ。其の中に2012年から千葉県内の池でブラックバスを駆除している市民団体「手賀沼水生生物研究会」は、池に生息するアメリカザリガニが15年に3年前の約9倍になったと報告。水辺環境の悪化が懸念され、鈴木盛智代表は「ブラックバスによって増殖が抑制されてきたザリガニがバスがいなくなったことで逆に増えた。早急な対策が必要」と訴えた。の記事には興味を感じた。
友人の植物学者は琵琶湖の様な大きな自然環境は短期間の研究や観察だけでは理解するのは難しいと何時も言われていることを思い出した。
琵琶湖の歴史は古く450万年と言われている、琵琶湖を研究や観察の歴史はまだ数百年と短く、この歴史ある湖のことは何も解っていないのに人間が勝手に開発して悪くしてしまった現実が今の琵琶湖の姿と思った。


今日も湖岸を自転車で走った、湖面には逆さ比叡が映り長閑な風景広がっている。バス釣りのボートが一隻、ブラックバスは釣れるのだろうか?
今朝の新聞記事を思い出し、ブラックバスも琵琶湖に棲んで20年以上になる、此の魚も琵琶湖に必要になっているのかもと思いながら写真に撮った。琵琶湖の外来魚の駆除にも問題はないのかと心配になってきた。

膳所公園の湖岸では白鷺がオオバナミズキンバイの上で獲物を狙っていた。もう直ぐオオハナミズキンバイも黄色い花を咲かせて此の湖に棲みたいと言うんでしょうか? 今日は色んな事を考えたサイクリングでした。

TOPページ前ページ次ページ

-Topics Board-Skin by Web Studio Ciel- 管理

× 閉じる