南米の土器
2025/03/04
南米の土器と言えば僕はペルーのセラミスタのマネノさんを思い浮かべる、マネノさんは僕の友人清水さんの次女と結婚されて南米ペルーを拠点に作家活動をされていて何回も日本で個展をされていて十数年前に個展用の作品を撮影させてもらった。今回は残念ながらマネノさんは来日されていませんが清水匡子さんと子供三人とが里帰り?されて久しぶりの南米の土器三人展を三井寺の金堂で開かれることとなりました。開催に際しましては全面的に園城寺さんの協力のお陰で開催できることになりました。会場は国宝の金堂の内陣で「南米の土器三人展」は今日3月4日から9日までと短い期間の開催ですが時間がある方は是非、三井寺まで見に来ていただければ幸いです。作品はマネノさん匡子さんと長男のルルさんの豊かな表現力ある作品が並んで南米の風土を楽しんでいただければと紹介した次第です。
写真は一枚目はマネノさん二枚目は匡子さん三枚目ルルさんの作品です。何れも会場で撮影したものです。
町中の雛飾り
2025/03/03
今日はひな祭り、父が道具好きだったので雛飾りは二つあり床の間に飾られていた記憶は鮮明だ。玄関には母の残した小さな雛人形を飾るのが我が家のひな祭りだ。湖畔通信用の写真を撮ろうと商店街に出かけた。丸屋町の老舗畑中商店のウインドウには享保雛が飾られていた。向かいの古書店の古今書房は既に閉じられているがウインドウにはお雛様が飾られているが寂しさを感じるのはお店が閉まっているからだと思った。享保雛は我が故郷の実家にも在った。今では従兄弟も亡くなり家系は途絶えてしまって、もう享保雛や武者人形も見ることが無くなった。彦根は母の実家で夏休みや冬休みには必ず妹と二人で何日間を従兄妹たちと楽しく遊んだ記憶は今も懐かしい思い出の一つだ。もう実家も無くなり彦根を訪ねる事もないと彦根の享保雛を思い出すと少し寂しさを感じた。
モニュメント
2025/03/02
浜大津港に新しくモニュメントが出来た。今流行りのアルファベット文字でBIWAKOと大きく立体文字のモニュメントは全国何処にでもある珍しくもないがとデジカメで撮った。琵琶湖の春が本格的になるのは言い伝えの様に比良の八講が済まないと安定した春の気候にはならないのだ。例年なら膳所由美浜のカワヅザクラの便りも聞こえてくるのだが・・・先日知人が今年は蕾も硬くまだ開花は先になるだろうと言っていた。
百円商店街
2025/03/01
今日3月1日は大津百円商店街で大津の商店街は賑わっていた。日頃は商店街とは名ばかりでひっそりとして人影も少なくシャッター商店街だがイベントの百円商店街には多くの人が訪れ賑わうから地元住民としては不思議な感じだ。イベントとは言え此れだけ多くの人が集まるのだから其れなりの集客能力はあるのだと思った。でも10年以上も続く百円商店街もそろそろマンネリ化影響が出てきたのではと感じた。僕は少し賑わいが衰えたのではと思いながら写真を撮った。何か核になるモノが必要に思うがSNSの時代ではスマホの画面が主流ではアナログ的な核を設けるのは難しいと考えた。
ファウスト
2025/02/28
ファウストを読まされた?別に強制的に読まされた訳ではないが・・一年前にファウスト悲劇第一部を読み終えて、いざ悲劇第二部を買ったものの文庫本の厚さに圧倒され諦めていたところ、最近話題の芥川賞受賞作「ゲーテはすべてを言った」鈴木結生著を読んでいる途中にゲーテのファウストを思い出して第二部を併読し始めた。ゲーテの本も読んだ記憶もないのに「ゲーテはすべてを言った」を読む事になったのは題名に引き込まれたのだ。僕の理解力では少し難しくキリスト教もギリシャ神話ももちろんゲーテのことも知らないからと読み始めると主人公のゲーテへの拘りが何となく面白く最後まで読めた。そしてファウストの悲劇第二部も今日読み終えた。ファウストは手塚富雄訳で面白く読めたのは自分でも不思議に思った。第二部の巻末エッセイ「ファウスト」をめぐって(中村光夫)を読むと、なるほどと、年老いて読むから理解できる本もあるのだと思った。メフィストがファウストの中で「悪魔は年をとっている。だから悪魔の云うことがわかるには、早く年をとることです」・・中村光夫
さんも巻末エッセイの中で僕が「ファウスト」に興味を感じたのは年をとったせいかもしれませんと記されていた。僕も明日で85歳に、爺になって楽しめる小説もあるのかと・・そしてこれからも本を読もうと思った。