中島省三の湖畔通信

美しい琵琶湖を眺めながら・・

2023/10/10

琵琶湖上空のダイナミックな積雲の躍動を眺めていると、此の惑星の素晴らしい循環システムに感心するばかりだ。そして地球と名付けられた惑星に暮らすホモサピエンスは間もなく80億人に達すると言われている、化石燃料を独り占めして豊かな暮らしをする人間は此の惑星にとっては迷惑なものでしかない、第二次大戦後の石油の争奪戦では先進国の企業と国が思うがままに原油生産国を利用したことは確かな事実だ。1990年代で産油国ナイジェリアで起きていた事はニュースで知らされていたが、勉強不足で、僕は今日、初めて少数民族に起きていた悲劇を知る由もなかった。ナイジェリアの少数民族オゴニの小説家・実業家・・・のサロ=ウィワさんが国とアメリカの企業シェルを相手に闘争して投獄され処刑されたことも今日知った。何も知らずに平和な暮らしを、長閑な琵琶湖の風景を楽しんでいる自分が恥ずかしく感じた日だった。

二枚目の写真はフイルム写真です。

祭りは終わった。

2023/10/09

お祭りは終わり大津の町は元の静かな日常へ戻った。でも地球上では戦火は止まない、今日の朝刊(朝日)の第一面には、大きな見出し、死者900人超え戦闘激化が目に入った。イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘がまた過激になった。ウクライナとロシアの戦争も終結の兆しも見えない、境界線問題、石油問題、宗教問題、人種問題、食料問題らが原因での争い?でも地球の問題、温暖化問題が大きく立ちはだかってきた現代、戦争などしているどころではないと思うのだが・・・やはり第6回目の地球絶滅へと向かうしかないのか・・・雨の湖岸に佇んでいると気分は沈むばかりだ。

写真は昨日の大津祭の曳山巡行を載せた。暗い琵琶湖の写真よりも此方を選んだ。

大津祭曳山巡行

2023/10/08

今日の天気予報は曇のち雨の予報があたり午後は雨が降り出した。写真は午前中に撮影していたから湖畔通信の写真は心配せずにすんだ。大津祭の曳山巡行は30年以上も前、大津歴史博物館から依頼を受けて、記録映像を撮った事もありお祭りの大凡の全体像が分かっているから今日の撮影も必要な部分だけを撮りに出かけた。曳山の出発時刻に合わせて天孫神社へ向かった。コロナ禍もあり曳山が13基全部揃うのは4年ぶりとテレビのニュースが伝えていた。天孫神社周辺は大変な混雑ぶりで少し驚いた。お昼のニュースでは15万人の人出と伝えていた。残念なのは各曳山は雨の支度で美しい曳山の屋根がビニールシートに覆われている、そして見送り幕にも透明のビニールシートではっきりと見えなかった。でも元気なお囃子が些細な事を拭き飛ばしてくれた。僕が一番残念に思うのは、曳山と電車を一緒に撮ることができなくなったからだ。京阪電車京津線が走る道路は狭く交通渋滞が起きること安全第一を考えての考慮と想像するが、そして電車の中から曳山見物出来た時代を懐かしく思い出した。大津の町は、大津祭が済むと静かな佇まいの町へともどり来年の秋を待つだけだ。

大津祭宵宮

2023/10/07

今日は大津祭の宵宮の準備で山町(曳山も持っている町)は朝から大変な忙しさだ。今月の1日に曳山が建てられ後、飾り付けはされずに置かれた曳山に今日、飾り付けが行われる、からくり人形らは宵宮のために曳山の近くで展示されるから、飾り付けも大変だ。仕上げられた曳山は、午後一時頃から試験走行を兼ねて地元の人たちが大きな曳山を動かす様は本祭と違う親しみがあり、ホッとする曳山巡行だ。試験走行が終わると宵宮の飾り付けをすますと宵宮を待つだけだ。そして午後7時、各町内に飾られた13基の曳山が提灯に飾られ夜の街に浮かび上がると、コンチキチンのお囃子が祭り町を包むと宵宮本番だ。今夜、僕もデジカメを持って賑わう山町へ出かけた。一番賑やかさを感じるのは上京町、京町の月宮殿山と源氏山のお囃子は賑やかでロックを聞いているようだ。そして柳町の殺生石山のお囃子も賑やかだ。人出の多さにも驚いた、コロナ禍から開放され自由になった喜びが漂っていた。例年なら大津に暮らして83年、誰か知っている人に一人や二人出会えると思っていたら誰一人出会わなかった。浦島太郎になった気分で帰宅した。

季節は冬へ?

2023/10/06

今日は秋を飛び越して冬が?来たのかと思うほど寒くなった。地球温暖化による気候変動は人類を・・人類だけではない此の惑星に暮らす生物の存続を危ぶむ多重絶滅が心配されている第6回目の地球大絶滅になってほしくないと願った。四季の豊かな我が国も、冬と夏だけの2シーズンになるのではと湖上の雲を眺めた。

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