何でもない写真
2023/06/13
何でもない写真、もう十年以上も前になると思う、京都の湯川書房で「何でもない写真」展を東京の吉田さんの企画で開いていただいた事を思い出した。その頃はコンパクトカメラ(コンデジ)を使って日常を気楽にスナップしていた。そんな写真を何でもない写真として友人数人にハガキとして送っていた。吉田さんは、その写真をダンボールの台紙に貼ってハガキに書かれた拙い文書をコピーしたものを貼り付け展示してくれた。僕の心に残る写真展だ。今日は久しぶりに何でもない写真を撮ってみたくなった。いざ被写体を探すも、何でもない・・は改めて難しいと思いながら湖岸で一枚撮った。只々、それだけのこと・・・・
サンシャインビーチからグリンビーチへ?
2023/06/12
湖岸ポタリングも以前は膳所由美浜サンシャインビーチまで行っていたが最近は週一になった。今日は雨を気にしながら由美浜へ向かった。由美浜は以前、和田浜と言われていた、近くには和田神社があり境内の大銀杏の大木は有名だ。その木は湖上を行き来する船から見えるランドマークだった。今は由美浜から大銀杏の上部が見えるだけだ。由美浜サンシャインビーチは1990年代に作られた人口の砂浜だ。利用する殆どの人は自然の砂浜だと思っているのではとサンシャインビーチを見ると雑草?植物の繁殖でグリーンビーチに変わりそうだ。人工の砂浜は維持管理費が大変だ、数年に一回は重機をいれて砂を掘り返し雑草を取り除かなければ砂浜を維持することは不可能だ。琵琶湖総合開発後に埋め立て造成された湖岸の維持管理は行政にとっても高く付く経費ではとおもった。琵琶湖の本来の自然の湖岸なら維持管理費は今ほどは掛からないことは確かだとサンシャインビーチを眺めた。そして未来はグリンビーチに・・・・・・
三井寺では菩提樹の花が咲き始め辺りでは甘い香りが漂っていた。写真二枚目
冊子の寄稿文
2023/06/11
退屈な雨の日の午後、三井寺の茶房ながら亭へ出かけた。注文を聞きに来た店員Kさんに「生活と自治」6月号をいただく時にKさんから辺見 庸さんの寄稿文が載ってますよと言われ、直ぐに手に取り冊子のページを繰った。此の冊子を読む様になったのは僕の好きな辺見庸さんと藤原新也さん連載があったからだ。でも最近、連載がなくなり少し興味をなくしている時だった。寄稿文、日々に朧なる「9条」の幻視、を読んだ。今、憲法第9条は、寄稿文の中に記されている通りだ。国家最高の法規範であるのに権力者から敵視され、瀕死か危篤状態の「憲法第9条」を元気にしなければ平和の存在が危うくなるばかりだ。朧気なる彼方で微かに存在感を示している9条を再認識したいと思った。
8ミリ映写機
2023/06/10
デジタル化の波で8ミリフイルムは製造されなくなった。僕の好きな8ミリフイルムで撮る小型映画を作ることは出来なくなって久しい、僕の作品はデジタル化しているからパソコンやテレビ画面で見ることが出来ると安心していた。ところが最近DVD化した映像を見ようと機器に入れると受け付けず、画像を見ることが出来なかった。全ての作品が見られない訳でなく一部がだめになった様だ。フイルムは劣化するからデジタル化しても安心出来ないことが分かった。たかだか僕の撮った記録など諦めれば良いことだが・・・でも60年の記録映像が残せないのは残念と思った。そして手元にある8ミリフィルムは映写機にかければ映像が見られると久しぶりに8ミリ映写機を出し点検するとベルトの調子が悪いので取り替える事にした。ベルトは予備があるのはエルモだけだ、フジの映写機は自分が作ったモノを嵌め変える事にした。映写機は製造されて40年以上の製品だ。でもアナログ機器だ、もちろん電子部品も付いているが機械部分なら子供時代から機械いじりが好きだったから映写機を開けてベルトと回転部分を点検した。二台の映写機を点検するのに二時間程かかった。点検が終わり、短編自作映画を見てみようと映写機にかけた。カタカタとリズミカルな音を立てて映写機がフイルムをスムーズに呼び込んでくれた。映写ランプを点灯すると小さなスクリーンに30年前のフイルム映像が映し出された。コダック社のコダクロームのカラーフイルムは定評通り色落ちもせずに当時の様子が映し出され、やはりフイルムは違うなと感心しながら短い映像を楽しんだ。そしてデジタル化されたフイルム作品をテレビ画面で見るとフイルム情感は台無しに、色合いも単調になり、納得するものにはならないと思った。もうフイルムのデジタル化は止めようとおもった。フイルムは経年劣化で駄目になって行く、モノは何れ消えるものと改めて心に留め置かねばとおもった。そして自作の8ミリ映画を少しづつでも見ていこうと二台の8ミリ映写機を見た。最近の電気製品のライフサイクルの短さには呆れるばかりだ。8ミリフィルム映写機は40年経っても動いている、物作りがちゃんと出来ていた時代を懐かしく思い出した。
浜大津港では疏水観光船の仮設桟橋が作られていた、多分、疏水大津閘門の完成イベントに使用されるのかとおもった。
散歩で見かける動植物・・・
2023/06/09
僕は昆虫や植物を写真に撮りかけたのは湖畔通信に写真を載せるようになってからだ。花、鳥、昆虫の写真をSNSで見ていると凄いなと思う写真が多く感心するばかりだ。最近はデジイチ(一眼レフ)を重く感じるようになった、やはり歳を繰ったわけだ。スマホカメラで撮ったものはSNS専用で湖畔通信はデジカメで撮ったものを載せたいから散歩やポタリングの時もデジカメ持参だ。三井寺の散歩では石段の途中でオオケマイマイを見つけた。今年は見かけないと心配していた矢先に出会え嬉しくなった。余計な事をせずに写真を撮るのが僕の写真なのに、綺麗な落ち葉に小さなオオケマイマイを乗せ撮った。そして反省、そっとオオケマイマイを地面に返した。カタバミの赤い花が彼方此方で咲いているのを見かける、去年、こんなに咲いてたんだろうかと花に聞いてみたくなった。三尾神社の近くの道端で撮ったカタバミが良かったのでアップした。三井寺の茶房ながら亭の池ではアオモリガエルの白い泡状の卵が木の枝に多く産み付けられているが、僕の寄る時間には出会えなくて今日の午後やっとアオモリガエルを見ることが出来た。最初見つけたヤツは寝ているから黄金の瞼?が見えないと辺りを探していると店員のNさんが此処に居るよと知らせてくれた。やはり黄金の瞼は絵になると随分シャッターを切った。今日は被写体に恵まれた写真日和となった。