中島省三の湖畔通信

G7サミット

2023/05/22

広島で開催された、主要七カ国首脳会議が昨日無事終了し、テレビが主催国日本での会議が成功裏に終わったと大々的に報道されていた。僕ら一般視聴者には何が成功なのか分からない、イベントみたいなセレモニーだけが表立って見えただけではと思うだけだ。原爆が投下されて今年で78年を迎えるのに未だ世界では核兵器を大量に保有し続けている国や新たに核の保有を目指す国らの多い現実に虚しさを感じるばかりだ。中国やロシアが参加しない国際会議は本当に大事な問題を議論できるのだろうかとおもった。ウクライナとロシアの戦争も一年以上が過ぎても停戦のきざしもなくウクライナから要求される武器を供給するばかりの現状を見て、ボブ・ディランの「風に吹かれて」の歌詞を思い出した。どれだけ砲弾が飛び交えば、撃つことを止めることができるのだろう・・どれくらいの人が死ねば あまり多くの人が死んだことに気づくのだろう  此の歌をどれだけ多くの人がきいたのだろうかと思いながらウクライナで続くロシアの侵略戦争が早く終結することを祈りながら朝刊(朝日)のG7サミットの記事を読んだ。

打出浜の湖岸にドクダミの花が咲いていた。僕の子供の頃、祖母が十薬と言っていた。そして記憶では子供同士のケンカで腕を噛まれた時祖母が十薬を腕に当ててくれたことを懐かしく思い出した。僕は十字の白い花が好きなのは幼い頃に十薬(ドクダミ)に助けられたから・・・

緑色の自転車

2023/05/21

夕方近く、疏水に掛かる鹿関橋の上で犬を連れたご近所の人数人が談笑していたので自転車を降りて話に加わった。心地よい風が吹く中で何気ない話をしていると、緑色の自転車に乗り片手には金属の花瓶に生けられた花を携えた青年が近くの橋の欄干で自転車を止めて会釈した。親しみを感じる好青年に我ら老人も気楽に会話に入った。青年は大津、特に此のあたりの環境を開口一番に褒めたので初対面のぎこちさはなく話に入れた。僕は自転車が緑一色でタイヤまでも緑色の自転車は始めてみたから自転車の話題から話し始めた。話しているうちに青年からでるオーラにモノづくりの雰囲気を感じた。そして彼は編集者であることが分かった。そして彼はカバンから小さな(タブロイド判?)新聞を皆に手渡してくれた。僕は手渡された新聞を湖岸ポタリングから帰宅後読んだ。その新聞は「人民新聞」と書かれ、徴用工問題を第一面に取り上げていた。そしてマイナンバーカードやカジノ問題、環境問題、ラテンアメリカの民衆芸術らと大きな新聞が取材しない社会の問題を取り上げた紙面に本来のジャーナリズムを感じた。青年は別れ際に僕のスマホに名前らの情報を入れてくれた。少し話をすると僕の友人池田さんとも知り合いであることを知り世の中の狭さに少し驚いた。今日は緑の自転車に乗った素晴らしい若者に会え刺激を受け充実した日となった。

期待

2023/05/20

期待の言い換え、同意語を見ると希望する、期待をふくらませる、熱望する、渇望する・・・と多く記されていた。最近、期待してモノを買ったりしても納得いかないことが多いことに気がついたからだ。モノに限らず、期待して見た映画が面白くなかったり・・美味しい評判のお菓子を食して期待はずれだったり・・83年間の人生を振り返って見ても期待していたことの殆どがまあまあか期待ハズレが多かったのではと思うのは自己中心いわゆる自己中なるが故と反省するも今更と笑われるのが落ちだ。自主制作の映画においても期待して作ったものが完成してみれば失敗作だったことも多くあった。やはり期待と言う先入観を持たない方が何事も上手く行くと言うより人生としては楽な生き方だと思うこの頃だ。食べ物に関して言えば期待せずにお店を探すのも良い方法だと思うようになったのは高齢者だから?

今年は紫陽花が早く咲いたのではと温暖化が心配だ。

雨の日も楽し

2023/05/19

昨日の暑さから一変、肌寒く感じる日となり、おまけに雨降りで、寝坊をしたかったが今日は坂本のKクリニックへ向かう日で早く起きた。僕は雨や雪は苦にならないが自転車を使えないのが唯一の悩みだ。京阪石坂線で坂本へ、電車を降りると雨脚は強まっていた。デジカメはリュックに入れ写真を撮るのを諦めた。今日は鶴喜がお休みで昼食はカフェ珈琲人で食した。カフェの前の道は拡張工事で並びの建物は壊されて見通しが良くなったがカフェも取り壊し新しく建て替えが検討されていると聞いた。カフェ内の北側はおしゃれなギャラリーで今も写真が展示されている、ピンホール写真が飾られている店内から広くなった道路を写真に撮った。店内には電話ボックスがあり、今では見かけなくなった有料電話機が存在感を表していた。此の通りは古い建物も多く町並みとしても魅力があった。拡張された後には新しい家屋が建ち始めた。鄙びた昔の門前町の風情が消えて行くのは時代の流れと道路脇の家庭料理のお店のモダンな看板?を写真に撮った。

ライフサイクル

2023/05/18

毎日の暮らしの中で使っている便利なモノが次々と壊れ買い替えに追われる現状をみていると少し文明生活に嫌気がさしてきた。電化製品のライフサイクルの短さには驚くばかりだ。電化製品だけでなくシャワー等の便利な機能も壊れ、修理依頼が続くこの頃だ。以前、読んだ本に、何十年も使える電球を作る事ができるが、そんな事をすれば消費資本主義が成り立たなくなるから、経済を廻すために直ぐに壊れる製品を作り、次々と新しい商品を作らなければ消費資本主義・・・悪循環の中でしか生きられないホモサピエンスは本当に霊長類の長なのかと考える日となった。

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