中島省三の湖畔通信

千団子祭り

2023/05/13

今日は三井寺の千団子祭りだ。コロナ禍の三年間ですっかり祭りの様子が変わった。千団子祭りは5月15・16日と曜日関係なく執り行われていたが近年、5月の二週目土曜 と日曜日になった。以前は大きな植木や花木そして農家が野菜の苗なども売っていた時代もあった。近郷近在から多くの人が詰めかけた僕の少年時代の千団子祭りの賑わいの凄さから見れば今日、行われている祭りの寂れように驚くばかりだ。コロナ禍の前は植木や花木が並び露天も境内の彼方此方で見られたが今年はお堂前の広場に婦人会や有志、そして露天のテントが並ぶコンパクトな祭りとなった。子供向けのイベントが多く企画されたのは、千団子祭りは昔から子供の祭りだと言われているから、東側の広場はキッズイベントで、それなりに賑わっているが昔を知る者にとっては変化した祭りの形態に少し寂しさを感じた。

境内では三年ぶりにエゴの花が咲いてくれた。湖岸では琵琶湖文化館の工事が終わりお城の様な姿を表した。

飛行機雲の日?

2023/05/12

今日は朝から飛行機雲が大空を占拠した一日となった。湖岸ポタリングで膳所公園まで向かう途中、琵琶湖を見ると絶えず飛行機雲が見えた。上空は風があるのか何時ものチョークで白線を引いた雲ではなく幅の広い帯の様な雲が空を横切っている様子を見ていると飛び恥を思い出した。膳所由美浜サンシャインビーチのリュキュウツキミソウやユウゲショウの花は除草作業で刈り取られてしまい、ただの砂浜になっていた。

生活音

2023/05/11

今、読んでいる文庫本「椿の海の記」(石牟礼道子)の中では懐かしい生活音が聞こえきた。美しい言葉で表現された不知火海沿岸の昭和の暮らしが映像と立ち上がってくるのは、僕が少年時代に体験したからだとおもった。雨が近い水気がおおい時には蒸気機関車の汽笛と列車の走る少し哀愁を感じる夜汽車の音が1キロメートル以上はなれている我が家にも聞こえてきた。富山の薬売り、いかけ屋、紙芝居の拍子木の音を懐かしく思い出しながらページを繰った。音だけでなく生活の匂いも多くあった。お祭りの夜のカーバイトの明かりの匂い、駐留米軍のジープの排気ガスのガソリン臭、近くの畑からも肥料が臭ってきた。今では現代文明の騒音に生活音が消されてしまったのか、ノイズに吸収されたのか暮らしまでがバーチャルになったようで実存感がなく時間まで早く過ぎ去るようで不安が募るばかりだ。

飛び恥

2023/05/10

今朝の散歩で訪れた三井寺観音堂から上空を見上げると飛行機雲が青空の中に数本見えた。そして空の環境問題が急に浮かんだ。今ヨーロッパでは飛び恥なる言葉が流行っている?と言うより空の環境問題に感心を持つ人が増えいる現状だ。鉄道や船を使った旅行が環境にも優しいことから飛行機を利用する事を飛び恥とする人が多くなったと伝えるニュースで環境運動家のグレタ・トゥーンベリさんは飛行機を利用せずに船で大西洋を越えて南米の環境会議に参加したことらを思い出した。僕は飛行少年時代に小型飛行機で空を飛んでいたからと反省しながら大空の飛行機雲をデジカメで撮った。

一枚目写真はスマホカメラで撮影、便利な時代の矛盾点を考えながら暮らすことも大切と・・・

プラごみ

2023/05/09

今日の湖岸ポタリングでは昨日の強い波で打ち上げられたゴミの中にプラごみが多く見られた。ゴミは自然ゴミ(木くず)が一番多く、そしてペットボトルやプラ容器にアルミ缶そして漁に使用された浮き(発泡スチロール)らも目立った。湖岸に打ち上げられるゴミは僕が40年以上も前に自主制作映画「俺の見たびわ湖」16ミリ映画の中でも湖岸に打ち上げられてゴミにはプラごみもあったがビニールハウスや農業で使用されたものが多くあったと記憶しているから、琵琶湖に残留しているプラごみの量は相当な量ではないかと心配になってきた。以前新聞のニュースでマイクロプラスチックゴミが蓄積されていると発表されたが、その後の結果はまだ発表されていないから、是非、現況を知らせてほしいとおもった。

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