今日の新聞を読んで
2023/04/14
今日の朝日新聞(朝刊)のオピニオン&フォーラム「憲法9条は死んだ」を読んだ。僕も9条を守る会に入っているので、内容も理解しやすく憲法9条の存在が其処まで怪しくなっているとは思はなかったと勉強不足を恥じた。大きな見出し、他国へ攻撃力持ち「専守防衛は不変」政府の見解は詭弁の意味が分かる内容で憲法9条の現在位置がよくわかった。ナチが台頭、そしてヒトラーがヴァイマール憲法を蔑ろにしてナチが戦争へと走る光景と、今の政権が憲法を蔑ろにして他国を攻撃できるように変えてしまった、現況はナチのやり方と同じではとおもった。元内閣法制局長官阪田 雅裕さんは憲法を改正して手順を踏んで進むべきとも語っていた。そして多くの矛盾点を示しながら詳しく語っていた。そして安保法制前に戻すことができないかと。対米的には困難でしょうが、そうした旗を揚げて歯を食いしばって取り組むことがあっていい信じていますと結んでいた。限りなく戦争できる国に住んでいる現実がもう其処まで来ているのだと思うと不安が募ってきた。
写真二枚目は疏水船、今日の滋賀版(朝日)では乗船客5万人になったと大きくとりあげていた。何も驚くことはない6年目にして5万人では大した観光事業でもないのではとおもった。
黄砂のシーズン
2023/04/13
テレビから黄砂の映像が、都会で黄砂に煙るビルの様子を伝えていた。遠いゴビ砂漠から偏西風に乗ってはるばる飛んでくる黄砂は琵琶湖の春の風物詩ではとおもった。大津ではニュース映像の様に琵琶湖が煙るような風景にはならなかった。確かに周辺の山々は霞んで見えない、琵琶湖大橋も黄砂の中に見える、春の行事の黄砂到来として眺めればロマンを感じる風景だと僕はおもった。上空は青空が広がり余裕をもって黄砂の琵琶湖を写真に撮った。
久しぶりに堅田教会へ
2023/04/12
今日は久しぶりに堅田教会へ、友人の堅田教会の元牧師だったTさんが急に亡くなられ、前夜式が行われたので友人らと参列した。キリスト教の葬儀の様式は数十年前に経験したくらいで、賛美歌を聞きながらTさんの思い出を浮かべご冥福を祈った。三年前には堅田教会90周年記念行事で僕の琵琶湖の写真展を企画していただいたことも懐かしい思い出となった。ヴォリズが設計した瀟洒な教会を見る機会も少なくなると思いながら教会を後にした。
チャットGPTの記事
2023/04/11
今朝の新聞(朝日)を広げると「人のように答えるAI」の見出しが目に入った。今、話題のチャットGPTのことだ、興味を持って読んだ。別に新しさを感じる記事ではないが・・・チャットGPTに「チャットGPT」の仕組みや全体的にどのような事ができるのか・・という質問をした。するとAIが質問に答えた内容が記してあった。簡単に言えばアルゴリズムで答えを出しているから当たり障りのない返答が帰ってきたようだ。そして二人のホモサピエンスがチャットGPTについて語っていた。哲学研究者八幡さくらさんは、AIにも分からない返答はあるが、人間には、これとは違う「わからない」があると、そして「最後芸術」や「美」の概念も変わるかもしれない局面にたっています。でも「美とは何か」を考えるのは人間です。と結んでいた。そして精神科医春日武彦さんの見出し「相談相手に期待するのは」では人間の悩みをAIが解決する問題について語っていた。最後の方で・・あまりにもお気軽にチャットGPTに相談できるようになり、悩みが右から左に「解決」したことになってしまったら、悩む機会も失われてしまうのではないか。で締めた。記事を読んで、僕はチャットGPTには頼らないようにしようとおもった。
能と映画・・・
2023/04/10
先日、テレビで黒澤 明監督の特集番組を見た。内容は監督が能に影響され多くの作品の中に能をイメージしたシーンが詳しく説明されていた。中でも1957年に制作された「蜘蛛巣城」では能の衣装らを使用したことも知った。僕は17歳で見た記憶はおぼろげだが20年ほど前にビデオで見たときに凄い映画だと思った。シェイクスピアのマクベスを日本の戦国時代に置き換えた作品で、上映された17歳では理解できなかったとおもった。黒澤作品は「生きる」1952年も僕は見に行ったが12歳では志村喬がブランコに乗っているシーンを覚えているくらいだ。そしてチャンバラが好きだったので「七人の侍」1954年も14歳では活劇シーンのみが印象に残っているだけだった。その後映画好きの僕は大人になってから理解できるようになった。番組では「乱」を詳しく取り上げていた。1985年なので記憶には新しいがテレビ番組を見てもう一度見たくなった。そして、能に影響された監督タル・ベーラ監督を忘れることはできないフイルム上映作品「倫敦から来た男」2009年を見たときに能を見ているよな不思議な気持ちになった映画は今もはっきりと思い出すことができる、そしてフイルム上映作品「ニーチェの馬」2012年の作品も印象が深く残っている、そしてフイルム上映ではないが2019年にデジタル・レストア版で上映された長編映画7時間18分の映画を見終えたとき、僕が見る映画でこれから先これ以上の映画を見る事できないと思うくらい感動したことを思い出した。最近、能を鑑賞する機会がなくなったこと映画館に出かけることも少なくなったことを寂しく感じた。