中島省三の湖畔通信

春の足音

2023/02/20

毎日、此れと言った仕事もない年金爺は退屈を避けるため散歩と写真を撮るのが日常だ。湖岸は風も強く寒い日となり湖岸ポタリングも東へ向かうには偏西風のお陰で楽ちんだ。テレビが河津桜の映像を流していた事を思い出し膳所由美浜へ向かった。僕の記憶によると昨年は開花していた事を思い出し期待したが、由美浜に付いてみると蕾は大きくなっているが花が見当たらない、真剣に探すと一輪咲いているのを見つけた。そして隣の木にも一輪咲いていた。今年は寒さの影響で開花が遅れているのではと思った。デジカメのファインダーの中に河津桜の一輪の存在感を感じながらシャッターを切った。大勢で咲くより一人で咲く花は好きだ。皆が咲く頃には、花は散っているだろうと、一輪の花の美しさを愛でると春の足音が聞こえてくる気配を感じた。

渚ではユリカモメが帰り支度をしていた。

子供の数よりペットの方が・・・

2023/02/19

昨日、テレビから我が国では子供の数よりペットの方が多いと伝えている番組を見た、大切に扱われる犬、猫の現状を紹介していた。巷でも服を着たり靴まで履いている犬を見かけることがある、寧ろ家庭ではペットの方が上?の様にも思え、我が国では犬、猫の方が大切にされている事を知った。やがて人権よりも犬権や猫権が上になり犬や猫の大臣が出来るのも面白いのではとおもった。パンダも中国へ返されるとか・・・別れを惜しむ人達の多さにも驚いた。ぬるま湯の平和な国は何時まで存在することが出来るのだろうかと・・・老い先、短い爺が心配することでも無いと思った。雨上がりの空を見上げ、琵琶湖へ誘われ自転車で琵琶湖へ向かった。打出浜から見る琵琶湖の素晴らしさを見ていると、些細な事など考えるのがバカバカしくなってきた。

街かどではパンダを見かけた。こちらのパンダは動物園のパンダの様に優遇はされずに働かされるホモ・サピエンスのパンダは大変だ。打出浜湖岸から湖上を見ると鳥たちが帰り支度をしていた。本当に自由なのは鳥だけではと、羨ましく思った。

フィクションに現実が・・・

2023/02/18

久しぶりにフィクション(小説)の世界を彷徨った気分になった。伊坂幸太郎の「モダンタイムズ」の上下巻は近未来の我が国が舞台だ。ネットが発達した社会で起きる怖さを感じながら、現実社会で起きている様々なことがリンクしてフィクションの世界に現代が追いついたのではと思いながら読み終えた。国家はアリのコロニーに似ていると語る主人公?らの話もなるほどと感心させられた。時折でてくる芥川龍之介の言葉「危険思想とは、常識を実行に移そうとする思想である」を口にする登場人物もあり昔に読んだ「侏儒の言葉」を思い出したりもした。そして侏儒の言葉を再読したくなった。夕方、テレビのニュースが北朝鮮が弾道ミサイルを打ち上げた事を伝えていた。でも然程気にすることはないと思った。そして危機感を煽るメディアには注意しなければと考えた。

琵琶湖文化館はお城に変身するように見えた。

ミコアイサは何処に

2023/02/17

僕はバードウォッチングは趣味ではないが、鳥は好きだ、特に滑空性能の良いオオミズナギドリやアルバトロス(アホウドリ)もちろん鷹や鷲そしてトンビ、カモメも好きな鳥だ。湖岸で出会うバードウォッチングする親子連れ、そして鳥撮り専門のカメラマンにも出会う、時々デジカメのモニターで珍しい鳥を見せてもらう、ミコアイサも最近見せてもらった。見かける場所も教えてもらい何度かチャレンジするもミコアイサの姿を見ることが出来ないままだ。小学生のH君に先日出会った時にミコアイサの写真を見せてくれた。上手く撮れているなと感心しながら見せてもらった。今日も望遠ズームを付けて湖岸へ出かけるもミコアイサには出会えなかった。第二疎水ではキンクロハジロが多くいるが肝心のミコアイサの姿は無かった。

写真二枚目はハシビロガモの写真ですが飛行中のカモを撮ったのは良いのですがブレ写真になりました。鳥撮りは難しいと、今は亡き友人の鳥撮りオジサンの林さんを思い出した。彼と写真談義した思い出が蘇ってきた。

琵琶湖の深呼吸

2023/02/16

昨日、テレビで琵琶湖が深呼吸したと伝えていた。僕が琵琶湖の深呼吸を知ったのは今から50年以上も前、大津JCで琵琶湖の環境映画「青の輝き」の撮影担当している時、インタービューをした滋賀大学の岡本巌先生が琵琶湖の深呼吸に付いて詳しく説明していただいたことは今も思い出す時がある懐かしい思い出だ。琵琶湖の深呼吸は岡本先生の造語で有名だ。湖岸から見る滋賀県の最高峰伊吹山の雪も少なく、すでに冷たい水となって琵琶湖に流れ込んだのでは・・琵琶湖の深呼吸は琵琶湖に雪解け水や冷たい水が流れ込み、比重の重い冷たい水が湖底深く沈み込む現象で酸素が湖底まで送られ琵琶湖の水が全層循環することを琵琶湖の深呼吸と呼ぶと言われた岡本先生の顔を浮かんだ。三年連続で無事、琵琶湖の深呼吸が行われたニュースに安堵した。

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