中島省三の湖畔通信

諸行無常

2023/07/08

湖岸ポタリングで走る湖岸も花火大会が終わるまでは目障りな俄作りの観覧席は邪魔だが暫くの辛抱と思った。最近、ブラックバスも釣れなくなったのかバス釣りをする人の姿が少なくなった。打出浜湖岸近くでムクゲが咲いていた。旬を過ぎた紫陽花の上に白いムクゲが咲き誇っている姿を見て諸行無常を感じた。午後は三井寺観音堂前のカフェカンノンでヴァイオリンとヴィオラの二重奏のミニコンサートを聞きに出かけた。今朝の散歩で三井寺の企画担当Sさんから券を頂いたからだ。カフェは見事にコンサート会場に変身していた。流石経営者のMさんのセンスは素晴らしいと思った。東側のガラス戸の背景は大きな樹木があり森の中での音楽会の様に感じた。ヴァイオリンとヴィオラが奏でる素晴らしい曲目は暫し時を忘れさせてくれた。特に三曲目のシベリウスは人生のドラマを感じる音楽で凄く印象に残った。演奏者から二メートルの距離でヴァイオリンの音とヴィオラの音が遊ぶ空間を間近で味わうことなど人生で初めてだ。音楽に疎い僕はヴァイオリンとヴィオラの区別すら分からない中、音楽を聞いていると最初はヴァイオリンの音を強く感じた、でもヴィオラの優しい音が醸し出す膨らみがヴァイオリンの音と触れ合うと楽しく音が遊んでいるように思えた。会場を出ると正面に観音堂が見えた。

花火有料観覧席

2023/07/07

午後、湖岸ポタリングに出かけると、浜大津湖岸では鉄パイプで花火の観覧席の基礎工事がほぼ完成していた。僕が何時も定点観測的琵琶湖の風景を撮る場所が占拠され当分の間、少し先のにおの浜まで行かなくては撮れなくなった。コロナ禍の三年間は花火大会も無く静かな夏の湖畔を楽しめたが今年は4年ぶりの琵琶湖花火大会で賑わいそうだ。パソコンで花火大会の観覧席の値段を調べて驚いた。パイプ椅子の前列席が9500円二列目が8000円、エグゼクティブシートは25000円と記してあり、庶民の感覚から離れた値段設定を見て驚いた。花火は江戸の昔から庶民がタダで夏の夜空に上がった花火に玉屋と掛け声をかけた時代から見物は無料だったのではとおもった。僕の少年時代等は浜大津の湖岸で仲間たちと気楽に花火見物したものだ。何時から観覧席など設けてお金を払って花火見物するようになったのかと考えた。三十年くらい前からではと博物館の映像制作の仕事をしている時には地方新聞社がレークセンタらの限られた場所を貸し切りにしていた記憶があるくらいだ。花火見物まで格差社会になるとは想像は出来なかった。におの浜湖岸に佇んで、花火有料観覧席に利用される湖岸の広さに驚いた。浜大津湖岸からにおの浜湖岸までの間は全て有料の場所になっているのでは地元民がささやかに花火を楽しめる場所は限りなく狭められたとにおの浜湖岸を眺めた。

剪定

2023/07/06

我が家の小さな庭には4本のツツジがあり花を咲かせた後、何時も選定するのだが今年は花の数は少なかった。年末の植木屋のNさん剪定してもらった時に花目を刈り取ってしまうから花が少なくなると聞いていたから納得済みだ。道路の面した庭の中央には御旅所として小さな祠があり周囲は我が家の庭木が囲っている、小さな庭の中にツツジがあり、此の時期にちゃんと選定して於けば来年の春には花を咲かせてくれると期待して二本のツツジを剪定した。そしてツツジの根本に生えた植物たちを無造作に刈り取ってしまうと何故の後味の悪さを感じた。高砂ユリだけを残し他の植物は全て刈り取ろうと荒っぽく作業した。残虐行為ではと反省した、自分が必要と思った花だけを残し他は必要でないとおもう浅ましい本心が見え反省するも植物に対して大変申し訳の無いことをしたと無残に刈り取った後を見ると凄く疲れを感じた。

退屈な日

2023/07/05

梅雨空に戻ったてどんよりとしたお天気では気勢が上がらない日となった。自転車で湖岸へ向かうと浜大津湖岸では花火大会に向けて観覧席の設置作業が始まった。今では花火大会は有料席が湖岸を埋めるようになり地元に住む人たちの楽しみから観光客本位になってしまった。大津市の観光事業では花火大会が主たる事業の様だ。一日で訪れる花火見物の人は二十万人以上と言われ大津市の最大イベントだ。以前は交通渋滞を起こし夜遅くまで車の渋滞に悩まされた。花火は一万発と言われているから、そんな大きな花火大会ではないと思うが、観覧席の設置費用や警備らの経費を考えると別に開催しなくても良いのではと思うが、花火好きの人には特別なイベントなのかと工事の始まった湖岸を写真に撮った。此処一月の間は快適な湖岸ポタリングが楽しめないと感じた。

写真は昨日に撮った、打出浜湖岸の昼顔も間もなく観覧席に覆われる運命だ。浜大津の公園のアガンパスの咲く広場も花火大会では周辺はパイプ椅子で埋め尽くされる。

人工湖岸

2023/07/04

梅雨のシーズンでは珍しく青色の世界が広がった、雲一つ無い青空に真夏を感じた。そして青の芸術、イヴ・クラインの作品を思い出した。自分の体も青色になれば暑さも半減するのではと夏日の湖岸ポタリングを楽しんだ。浜大津から膳所公園に至る湖岸の遊歩道は人工湖岸では年に数回除草作業が行われる、湖岸には在来種、外来種と色んな植物が命を謳歌しているが区別なしの除草作業で、僕の好きなカラスウリの花を数年写真に撮ることが出来ないのが残念だ。におの浜の湖岸では除草作業が済んで殺風景な湖岸風景となった。近年は除草作業の回数が多いのかキショウブの姿も見かけなくなった。ハルジオンの花は夏の花の無い時期に湖岸に彩りを添えてくれる可憐な花だ、其の花も刈り取られスッキリした湖岸は無機質に見えた。そして浜大津湖畔では8月の花火大会の為の有料観覧席の工事が始まると工事の看板が出ていた。今年は有料観覧席が増え、におの浜湖岸まで広がるそうだ。一般庶民が楽しみにしている無料で見られる湖畔が少なくなるばかりだ。湖岸は衝立の様な高層集合住宅が立ち並び町中からは花火が見えなくなり怒っている人もいると聞いた。僕は個人的に花火大会はあまり好きではなく仕事以外では湖岸からは40年前に見たのが最後だ。花火大会は琵琶湖の冠を付けた一大金儲けイベントではないのかと、そして今、地球温暖化や琵琶湖の環境問題の方が重要ではと思った。

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