蕎麦屋での手伝い

 9月のある日友人から頼まれて大津市内にある蕎麦屋の手伝いをした。まず驚いたのはいきなりてんぷらを揚げてと言われ て準備されたエビに衣をつけて5ひきほど鍋に入れると、パチパチと音をたてながら海老天が油の中を泳いでいる。 ころもを豪華に見せるためてんぷらの衣を 箸の先につけて振ると、中のてんぷらにつき大きくなるということだ。と言ってもしろうとの私が揚げるのですからまくいきません。でも30ぴき程揚げた、そ してそのてんぷらはなにくわぬ顔をしてお客に食べられた。 店の人からみばがわるいといわれた。世の中一見豪華に見せる事が常識なのか。 琵琶湖総合開発 も一見 美しく豪華に見せている、でも湖のもっ自然の美しさそして水質の事など気にせず見せかけの美しさや豪華さを競っている。わたしはあまり多くの衣を 着たてんぷらより中身のある海老天が好きだ。